これから観たい映画5選

膨大な情報量に疲れてしまったあなたへ、MILLORが私的にセレクトした映画5選をご紹介。



1『Song To Song』

テレンス・マリック監督最新作『ソング・トゥ・ソング』

音楽業界で生き抜く2組のカップルの姿を軸に、夢と誘惑と裏切りに満ちたドラマ。

メインキャストはライアン・ゴズリング、ルーニー・マーラ、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマン。共演はケイト・ブランシェット、ホリー・ハンター、ヴァル・キルマー、リッキー・リー、ベレニス・マルロー。またレッド・ホット・チリペッパーズ、イギ―・ポップ、パティ・スミスなど多くの著名ミュージシャンがカメオ出演。

撮影は「ゼロ・グラビティ」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」「レヴェナント:蘇えりし者」でアカデミー賞に輝いたエマニュエル・ルベツキ。

日本での公開がまだ未定。



2『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』

監督はソフィア・コッポラ。

バージニア州。南北戦争も終りに近づいた頃、足を負傷したジョン・マクバニーという北軍の兵士が女性たちによって救出された。彼女たちはマクバニーを自分たちが住む女学校に搬送し、そこで彼に手厚い看護を施した。人里から遠く離れた森の中で、長らく女たちだけで暮らしてきたため、女学生や教職員はマクバニーに並々ならぬ関心を持った。初めのうちはそんな状況を楽しんでいたマクバニーだったが、女たちが嫉妬や情欲に狂っていく中で、自らの身にも危険が及ぶ可能性を怖れるようになった。ある日、マクバニーは女学院からの逃走を試みたが、校長に見つかって連れ戻されてしまった。これが引き金となって、マクバニーは女たちの憎悪を一身に浴びることになってしまった。

2018 年2月23日公開。



3『ノクターナル・アニマルズ』

世界的ファッションデザイナーのトム・フォード、映画監督第2作。米作家オースティン・ライトが1993年に発表した小説「ミステリ原稿」を映画化したサスペンスドラマで、エイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホール、マイケル・シャノン、アーロン・テイラー=ジョンソンら豪華キャストが出演。アートディーラーとして成功を収めているものの、夫との関係がうまくいかないスーザン。ある日、そんな彼女のもとに、元夫のエドワードから謎めいた小説の原稿が送られてくる。原稿を読んだスーザンは、そこに書かれた不穏な物語に次第に不安を覚えていくが……。エイミー・アダムスが主人公スーザンに扮し、元夫役をジェイク・ギレンホールが演じる。現在公開中。




4『パーティで女の子に話しかけるには』

『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル監督。

2017年12月1日(金)に公開したばかりです。

舞台はセックス・ピストルズ、ザ・クラッシュなどの登場でパンクシーンが興隆する1977年のロンドン。パンク好きだが内気な少年・エンが、偶然行ったパーティで出会った異星人の美少女・ザンと恋に落ちるラブストーリー。定められた別れに抗う2人の純愛を描き出す。

現在公開中。



5『Ryuichi Sakamoto: CODA』


日本が誇る世界的音楽家・坂本龍一を追ったドキュメンタリー。2012年から5年間にわたって密着取材を行ない、アーカイブ映像も織り交ぜながら坂本の音楽的探求をたどる。YMO時代をはじめ、米同時多発テロや東日本大震災後を経ての様々な活動、14年7月から約1年間に及ぶ中咽頭ガンとの闘い、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作「レヴェナント 蘇えりし者」での復帰、さらに17年3月リリースの8年ぶりオリジナルアルバムの制作現場にも密着。坂本の過去の旅路が、現在の作曲プロセスと見事に交差していく様子をとらえた。監督は「ロスト・イン・トランスレーション」の共同プロテューサーを務めたスティーブン・ノムラ・シブル。現在公開中。